スカート(skirt)は、広義には衣服や物体のすそ、縁などを意味しますが、今日では多くの場合、女性用のスカート(腰より下を覆う筒状の衣服)のことを指します。
下半身の保護や衣服の装飾に用いられるこれの起源は、中世、手ぬぐいのような布を下衣(下着)に使用したこと、と言われています。以後、衣料の原型として立体的なデザインに発展し、17世紀ぐらいまでは、男女問わずスカートをはいていました。
しかしその後、男性が動きやすさの点からズボンを取り入れたことにより、スカートは主に女性の服装として残りました。女性用の下半身衣を独立させてスカートと呼ぶようになったのは、19世紀以後のことです。
現在では長さや形状,装飾,裁断,用途などによって多様な種類・名称があります。